ウッドキャビンは別荘不動産ではありません。“木のテント”という考えです。サポーターというメンバーシップ、キャンプ用品預かりシステム、テント張りっ放しシステム等日本国内はおろか世界を見渡しても他に例をみない利用法を実施してきたビブリッジならではの独創的天然リゾート過ごし方の究極がこのウッドキャビンです。通常キャビン(バンガローといえばわかりやすいでしょう)はキャンプ場が建てて1泊いくらという形でレンタルするか、オーナーが建てる場合は別荘という不動産です。ビブリッジではいずれの形も取らず、サポーターが自分で建てる木のテントという位置ずけを取りました。しかもその木のテントは最高の、夢のテントでありたい、と。
そもそもこのプロジェクトの発端は私達が望むサポーター長期滞在が本格化したことによります。私達自身国内外でキャンプして感じたことは“もっと自由に”“のびのびと”“のんびり”“煩わしい予約や”“隣のサイトを気にせず”キャンプがしたい、というものでした。それはすでにビブリッジで実現しましたが、何度もキャンプを続けるとキャンプ用品の積み下ろしやサイト撤収が気になってきます。荷物預かりや張りっ放しはそうした背景から生まれました。ビブリッジのサポーター制度はこうした経験を活かしたアイデアから成り立っています。
ウッドキャビンはそんな長期滞在が実現した中でよりスムーズな過ごし方ができれば、という観点からスタートしました。ビブリッジは自然に恵まれています。しかし私達が1年の半分以上を過ごすようになると、自然に向き合うにはある程度の施設がなければ辛いというのもわかりました。台風、熱低、大雨、強風、雪、雷。また春、秋はめまぐるしく天候が変化します(布のテントでは不安だけど帰宅するほどではないというケースです)。こんな状況に応じたビブリッジの過ごし方にウッドキャビンはフィットすると考えたのです。
ただ最初に書いたようにビブリッジのウッドキャビンは別荘不動産ではありません。投資はもとより財産と考える人には不向きです。電気、水道、ガスといったインフラはすべてキャンプ場の施設を使用するので設備は設けません。あくまでもキャンプの延長にあると考えているからです。事前条件として認識してほしいのは万一小川牧場でビブリッジのキャンプが不可能となった場合、速やかにテント同様撤収することです。これはウッドキャビンだけのことではなく私達の施設すべても同様です。これはプロジェクトのルールですが、地元は今後将来に亘りビブリッジの利用法が最良という認識に立ってますのでご心配なく。あくまでも基本的な考え方として理解お願いします。
以上の趣旨でウッドキャビンに参加してみたいという方は一度ゲストキャビンに体験宿泊してエントリーの相談をどうぞ。詳しい内容についてもご説明します。